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大和川源流の里山でのびのび自然体験! 大和川の水はどこから来るの?
水質調査や里山探索、ビオトープ池の昆虫観察などを通して、いのち育む水の大切さを学ぼう!
日時:2023年7月29日(土)9:00~14:30
雨天決行(警報発令時は中止)
場所:山野草の里
(桜井市三谷)
*集合解散は近鉄・JR桜井駅
夏休みも始まり、夏真っ盛りの暑い日。9時に桜井駅に集合し、バスで山野草の里まで移動、源流体験ツアーが始まりました。当日は、体調不良による欠席連絡もあり、14家族38人の参加があり、2班に分かれてアクティビティを実施しました。
大和信用金庫 鳥殿勝 総合企画部長 の挨拶のあと、講師紹介、オリエンテーション。
山野草の里づくりの会の福岡さん他に約1時間かけて里を案内いただきました。各グループには大和信用金庫のスタッフがサポートで同行しました。
山野草の里の歴史や草木の説明を聞きながら、イタドリの笛作りなど草花遊びをしながら楽しく探索しました。
里山探索途中、源流域の水質調査を行いました。
源流の水はきれいかな?各家庭近くの川と比較するとちがうかな?なぜちがうかな?
そんなことを知るために、水質調査をしました。
調査は、「簡易水質測定器・パックテスト(化学的酸素要求量(COD)・低濃度)」を使用。
源流の水を子どもたち全員に配布し、みんなで調査しました。調査結果が出るまで5分ほど待っている間に大和川の水質豆知識として、「暮らしと自然のつながり」「大和川水質のうつりかわり」「大和川の汚れの原因」など、図を見せながら説明しました。
調査結果は、2~4mg/Lが多く、きれいな水だと分かりました。源流付近は落ち葉などの分解した自然の有機物が含まれているので、きれいだけど6~8mg/Lと言う結果が出た子どももいました。
比較のため持参した高田川では朝採水、夜採水いずれも6mg/L、山野草の里の井戸水は0mg/Lでした。各家庭近くの川でも調べてもらおうと、参加者みなさんに水質調査キットを持ち帰ってもらいました。結果はホームページ上で公開しています。
大和川の汚れの原因は、わたしたちの生活排水が約7割と言われています。水質改善としても温暖化対策としても、各家庭から汚れを出さないよう暮らし方を工夫しようと呼びかけました。
調査後は、源流に入って遊びながら生きものをみつけたり、水の冷たさを肌で感じました。
「川のきれい度マップ」はこちら。
ビオトープ池では、講師の古山 暁さん(森と水の源流館)にご指導いただきながら、子どもたちが夢中で生きものを探し、たくさんの生きものを集めることができました。生きものの名前や特性などたくさんのことを古山さんに教えていただきました。
山野草の里づくりの会及び里山の山野草を守る会の方々にご指導いただき、自分で竹を切り、作りたいものをたくさん工作させていただきました。今回のメイン工作は「そうめん皿セット」。大人も子どもも夢中で制作しました。
閉会式では、2班全員で今日のふり返りをし、感想等述べあいました。最後は、このフィールドを管理するNPO法人山野草の里づくりの会 村上秀夫 理事長より、ご挨拶と里山保全の継続の大切さについてのお話をお聞きし締めくくりました。
その後、バスで桜井駅まで送迎し、解散しました。
アンケート結果を見ると、9割の回答者が「とてもよかった(とても楽しかった)」「よかった(楽しかった)」と答えてくれ、満足度が高かったことが伺われました。
暑い中、熱中症も心配されましたが、里山の日陰ややわらかい暑さの中、子どもたちはビオトープ池や里山で夢中になって生きものを探したり、草花で遊んだり、竹クラフトでは自分自身で工作に挑戦したり、身体を使ってそれぞれ存分に楽しんだようです。
実行委員会:NPO法人山野草の里づくりの会、NPO法人さくらい菜の花プロジェクト、大和信用金庫、NPO法人奈良ストップ温暖化の会NASO
協力者:里山の山野草を守る会、水生昆虫観察講師:古山 暁さん(森と水の源流館)
「ふるさと大和川源流体験ツアー」では、イベントの一環として、「①大和川源流の水質調査」と「②ご自宅近くの川の水質調査」を行い、みんなの調査結果が分かる「川のきれい度マップ」を作成し、公開します。
夏休み中、みんな(希望者)が調べた水質調査の結果を随時掲載中
https://www.google.com/maps/d/edit?mid=19CaNu0IMsqDz_Gr7IZUJLnUNQa5O9UI&usp=sharing
【お問合せ】
NPO法人奈良ストップ温暖化の会NASO「大和川源流体験ツアー係」
【TEL】0742-49-6730 【WEB】https://naso.jp/
主催:大和川わくわくフェスタ実行委員会
(NPO法人山野草の里づくり会、NPO法人さくらい菜の花プロジェクト、大和信用金庫、NPO法人奈良ストップ温暖化の会)
後援:奈良県、桜井市
協力:里山の山野草を守る会
ふるさとの川、大和川と私たち…。
奈良盆地を縦横に流れ、この地に暮らしてきた多くの人たちの心の中に生き続けている大和川。
いま、私たちは、未来を生きる子どもたちのためにもう一度原点に戻り、生活の基盤となる大和川の流域で活動するNPO・市民団体が集まり、もう一つの視点から大和川再生を含めたあり方を語り合います。
大和川流域に生活する市民とそこで活躍するボランティア・NPO団体が集まって「大和川わくわくフェスタ実行委員会」を組織し、大和川をテーマにしたイベント「大和川わくわくフェスタ」を、知恵を出しあい協働して実施します。
大和川わくわくフェスタは、大和信用金庫が取り扱う「大和川定期預金」の預入総額の0.01%相当分の金庫出資金と金庫役職員による出資を合算して設けられた「大和川基金」により運営されます。